地域の中で、その人らしく生きる。
社会福祉法人 のぞみの里 志摩学園
地域と自閉症の人の共生社会を目指す施設。
糸島市志摩の馬場にある、障がい者支援施設「のぞみの里 志摩学園」。利用者の約9割が自閉症の人という、全国でも数少ない自閉症の人の支援に特化した入所施設です。
歴史は古く、自閉症児の学校卒業後、また、親亡き後に生活していく場として、施設を作る活動を始めたのが昭和57年。昭和60年に設立認可が下り、昭和61年に「のぞみの里」開設。全国で3番目であり、九州では初めて設立された自閉症者専門施設となりました。平成19年には「地域の中で暮らす」という理念の基、廃油石鹸作りや箸入れの受注作業、クッキー製造、空き缶つぶし、自立課題等の作業を行う「ふたば作業所」を開設。平成22年に障がい者自立支援法に基づく新事業体系へ移行し、日中を生活介護サービス、夜間は施設入所支援サービスを提供する障がい者支援施設「志摩学園」となり、現在に至ります。
施設では様々な地域活動も行っています。発達障がいに関する定期講座の実施、糸島駅伝大会(ミニマラソンの部)、福岡市水泳記録会、福岡県水泳記録会、ふれあいカーニバル糸島(糸島市)、六所神社(馬場地区)清掃、地域行事の販売などなど、積極的に参加しています。
そんな地域交流の一環として毎年行われている、「ふたば祭」が、今年は9月30日に行われます。「ふたば祭」では施設利用者によるフラダンス、志摩中ブラスバンド、九大生のタップダンス・ギターアンサンブルなどのステージイベントや、利用者によるテナントの他、地域の工房・飲食店のテナントも出店されます。さらに抽選会にバザーなど、毎年とても楽しめるお祭りになるそうです。
志摩学園が目指すのは、自閉症という障がい特性を個性・文化(色々な異文化が世界にはあります)として捉え、普通の成人にするのではなく「自閉症の成人」として社会の一員として生活していくこと。自閉症という障がいの克服や私たちの文化に全て合わせるのではなく、自閉症の文化と私たちの文化が歩み寄りながら共生していくことを目指されています。
地域の人と交流を深め、そんな当施設や利用者の現状を広く知ってもらう機会になってほしいというのが、職員の方々の願いです。入場はもちろん無料で、駐車場も多数完備。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
糸島市志摩馬場1079-1
TEL 092-327-2929
★ふたば祭
日時:平成24年9月30日(日) 10:00~14:00
場所:志摩学園内(雨天時同様)
【開催イベント】
*ステージイベント
・フラダンス
・志摩中ブラスバンド
・九州大学ギターアンサンブル 他
*抽選会
・第1回じゃんけん大会
・第2回ビンゴ大会
・来場者全員ガラポン抽選会
*テナント
・学園テナント
・外部テナント
・バザー 等
その他にも楽しいイベントがいっぱい!!
詳しくはお問合わせください。
TEL 092-327-2929 担当:吉村