おもちゃ病院のドクター・ナースの皆さん。写真右端が代表の波多江 保彦さん。
おもちゃ病院のドクター・ナースの皆さん。写真右端が代表の波多江 保彦さん。

おもちゃ専門のお医者さん

おもちゃ病院伊都国


おもちゃを通じて地域を結ぶ


壊れてしまったお子様の大事なおもちゃが、押し入れに眠ったままになっている方もいるのではないでしょうか。糸島市前原東の伊都文化会館の横にある子育て支援センター「すくすく」では、毎月第4土曜日に『おもちゃ病院伊都国』がやってきます。代表の波多江保彦さんにお話しを伺ってきました。

 『おもちゃ病院伊都国』は、壊れてしまったおもちゃをお子様の目の前で無料で修理するボランティア団体です。子どもが生き返ったおもちゃと再び遊ぶことで愛着心が蘇り、物を大切にする優しい心が育ち、好奇心の刺激が科学技術への関心を高めるだけでなく、環境意識の啓発にもつながるとか。「修理で生き返ったおもちゃを手にしたときの子ども達の笑顔がスタッフの生き甲斐です」と、笑顔で語っておられました。

 波多江さんは、元は電機メーカーの技術者で、そこで培った技術力・企画力がいまに実を結んでいるようです。最初はホークスタウンにて行われていたおもちゃ病院に参加していたそうですが、これを糸島でもやろうと思い、数人のスタッフを集めて開催したところ、予想を遥かに上回る来客があったそうです。それから続く『おもちゃ病院伊都国』は今年で5年目。今では色んな場所で年に30回以上開催するほど、地域に馴染んだイベントになっています。2010年にはその功績が認められて、市民教育賞(地域社会教育賞)を受賞されました。

 『おもちゃ病院伊都国』は、おもちゃをただ修理するだけではありません。お子様の成長につれて使わなくなってしまった想い出一杯のおもちゃを提供してもらい、点検・整備して育児施設や福祉施設に寄付する『おもちゃ箱』という活動も行っています。おもちゃを提供してくれた方には、各地で開かれるおもちゃの交換イベント「かえっこ」で使えるポイントが発行されて、また新しいおもちゃが巡ってくるという仕組みです。詳細を知りたい方は、ホームページがあるので、そちらも是非チェックしてみてください。

 想い出のあるおもちゃが、また誰かのもとで想い出になる…。素晴らしい仕組みだと、本当に感心してしまいました。

久しぶりに、押し入れの奥から想い出を引っ張り出してみようと思います。

 

おもちゃ病院伊都国

毎月第4土曜日に子育て支援センターすくすく、奇数月第2土曜日に波多江公民館にて定期開催。

電話番号:090-9139-7186

ホームページ:http://www.geocities.jp/omotya_itokoku

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