植樹ツアーアテンドと植樹指導のボランティア活動家。

植樹ボランティア 仲島 秀毅さん

 

日本の原体験を再確認できるアジアの国が好き。

 

 

中国やアセアン諸国で通算12回の植樹活動に参加した経験を持つ、イオン九州株式会社(イオンスーパーセンター志摩店に赴任中)の仲島秀毅さんにお話を伺ってきました。

イオンと言えばショッピングセンターとしてあまりにも有名ですが、実は環境保全活動にも力を入れており、1990年の公益財団法人イオン環境財団設立以来、全社ぐるみの活動として国内外で積極的に植樹活動を続けています。

現在は、近年の開発で防潮林の木々の立ち枯れが見られるようになってきたインドネシア北ジャカルタ市の沿岸部に、37,000本のマングローブの植樹を行う3カ年計画をジャカルタ首都特別州と共にすすめています。

仲島さんも今年の7月にジャカルタを訪れました。ジャカルタ現地のスタッフと連携し、日本から植樹ツアーに訪れる方々のアテンドと植樹のやり方を指導するリーダーとしての参加です。

九州からは仲島さんを含む2名のリーダーが参加しました。福岡からは直通便がないためまずは大阪へ移動。関西空港を出発してマレーシアのクアラルンプールでトランジットし、8時間40分のフライトの後にジャカルタ入りしたのが713日でした。翌日14日にはリーダーのための植樹研修が行われ、15日には日本からのツアー客2,000人を引き連れてマングローブの植樹を行ったそうです。

話からは楽しいイメージだけが感じられますが、24日の強行スケジュールの上、2,000人の方の面倒を見るのは結構な重労働。リーダーは全国のイオンのスタッフの中から希望者を募るそうですが、仲島さんのように12回も参加している人はやはり稀だという。

「きっと周りからは物好きだと思われているんじゃないでしょうか。でもね、僕はアジアの国が好きなんです。アジアの人たちには脳天気で安心できる明るさがあり、かつての日本にもあった原体験を再確認できるようで懐かしさと親しみを覚えます。一緒に植樹作業をすると現地の人たちとの距離がぐっと縮まって、日本人の僕にもありのままの姿で接してくれる。そこに彼らの本音が聞けたり、生活が垣間見れたりするんです。ただの観光客じゃつまらない。だから僕はボランティアで行くんです。」。

合間に時間が取れた時には観光地を訪れることもあって、その国々の歴史や文化に触れたり、やはり食事も楽しみの一つだと言う。

「けっきょく僕はアジアの人たちの生活が見たいんだと思います」。定年退職後はアジアのどこかの国に移住して、ボラティアを続けていきたいという仲島さんの笑顔が輝いていて、とても羨ましく思えました。

 

★植樹ボランティア活動にご興味のある方は

仲島さんまでお問合わせください。

TEL 070ー6964ー8342