糸島の”もったいない”野菜を被災地へ。

糸島しましまプロジェクト代表 阪井麻紀さん

 

新たな着眼点で被災者支援

 

 糸島の小金丸にある、アロマ工房 香の宮。アロマセラピストである代表の阪井麻紀さんは、昨年の10月より新たな活動を開始しました。その名も「糸島しましまプロジェクト」。東日本大震災で被災した福島とその周辺地域と、糸島を野菜でつなぐ活動です。

 いまだ被災地やその周辺の地域では、安心して野菜が食べられない状況が続いています。販売されるのは基準値を下回る安全なものかもしれませんが、妊婦や小さい子どもがいる人や若い女性など、不安を抱えている人も少なくありません。そこで「糸島しましまプロジェクト」は、規格外の野菜(大きすぎ・小さすぎ・形が悪い等)や採れすぎた野菜を、必要としてくれる人達に届けています。規格外の野菜や採れすぎた野菜は、他とおいしさは何も変わらないのに、人の口に入ることなく処分されてしまうため、せっかく採れたものを捨ててしまうのはもったいない!と活動を始められたそうです。受け取る側は送料の負担だけで、糸島の安心・安全な野菜を食べることが出来ます。食品の放射線量を気にしながら不安な妊娠生活を送っている人が、少しでも喜んでくれますように…というのが阪井さんの願いです。

 野菜救出プロジェクトとでも言うべきこの活動は、現在、阪井さんを含めて合計11人で毎週月曜日に行っています。朝9時に収穫~昼に梱包・発送。中一日かけて、新鮮なまま被災地へお届けしています。現在の支援先は3箇所ですが、頂いた野菜が無駄にならないように、支援先とこちらの野菜の集まり具合のバランスを考慮した上で追加していく予定だそうです。

 活動開始からまだ日も浅く、すべて自費で行っているので、資金も備品も圧倒的に足りないそうです。暖房器具にFAX付電話機に干物を干すネットに軽トラ(笑)などなど、寄付して頂ける方を募集しています。また、野菜を提供して頂ける方、収穫・梱包・発送作業をお手伝いして頂けるボランティアスタッフも募集中です。

 どこに使われているのか今ひとつ分からない街頭募金などよりも、新たな着眼点で被災者支援を始めた「糸島しましまプロジェクト」に、ぜひご協力ください!

 

募金大募集中!

野菜はなくてもお金はある!という方は、募金でご協力ください!

福岡銀行 前原支店 普通預金 2058960

糸島しましまプロジェクト(イトシマシマシマプロジェクト)

【募金窓口】:itoshimashima@gmail.com(西出) 

糸島しましまプロジェクト

福岡県糸島市志摩小金丸1763-1(志摩中学校正門近く)

【総合窓口】080-3979-2964(サカイ)

【facebookで活動の様子を見ていただけます】

https://facebookcom/itoshimashima