ご自宅の庭で芥屋かぶ色のセーターを身につけ、芥屋かぶを手に持つ東紀子さん。
ご自宅の庭で芥屋かぶ色のセーターを身につけ、芥屋かぶを手に持つ東紀子さん。

T-1グランプリ2011全国漬物チャンピオン決定戦

個人の部「芥屋かぶ さくら漬け」「野菜ソムリエ賞」受賞 

芥屋かぶ

 

「くり愛グループ」代表 東 紀子さん

 

伝統野菜「芥屋かぶ」は、糸島の宝物!

 

糸島市志摩芥屋でしか育たないと言われるかぶ「芥屋かぶ」。見た目は赤紫色で、中は白色です。天日干しにした後、海水で揉んで甘酢漬けにするときれいなピンク色に変わります。芥屋地域以外の畑では作ることができないと言われており、他の地域の畑で作ると、1年目は芥屋かぶの特徴の色が出ますが、不思議と2年目からは色がつかないのだそうです。また、ピリリッとした辛味のようなものがあるのも、他のかぶにはない特徴なのだそうです。

東さんが神奈川県より芥屋に移り住んだのがちょうど13年前。ご近所の農家さんにわけて頂いたものを初めて食した時の感動は、今でも忘れられないそうです。以来、地元の地域づくりグループ「くり愛グループ」(代表:東紀子)の一員として、10年にわたり芥屋かぶの栽培に取り組んでいます。

2010年には、市の市民提案型のまちづくり事業として、地元の生産者らを含む30名で「芥屋かぶを楽しむ会」もたちあげました。芥屋かぶのブランド化に取り組むことにより、地域の活性化、地産地消の推進、都市との交流を目指しています。

今年の1月15日には、全国の漬物グランプリを決めるT―1グランプリ2011決勝大会に九州・沖縄代表として出場し、見事個人の部で野菜ソムリエ賞を受賞しました。

芥屋かぶは、江戸時代からさかんに栽培され、昭和30年代には福岡市内の有名デパートでも売られていたそうですが、その後はすっかり影を潜め、今ではお百姓さんが自宅で食する程度だそうです。

「こんな素敵で珍しいものを見過ごしてはならない。まずは地元の人に芥屋かぶを見直してもらい、栽培者を増やしたい。将来的には、消費者の人に栽培や漬物づくりを体験できるような取り組みをしたい。」と語る東さんでした。

 

くり愛グループ TEL092-328-0235

 

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