糸島を拠点として活躍するプロギタリスト
ギタリスト&コンポーザー 波多江 崇行さん
一回きりでなく、次につながる活動がしたい。
こんなに身近な住宅街にプロのジャズギタリストがいたなんて、改めて糸島のふところの深さに感心させられます。現在32歳の波多江さんは性が示すように親の里がこの糸島だそうですが、都会は水に合わず縁あって、のんびりと過ごせる糸島に居住されています。
ギターを始められたきっかけは、高校時代に流行っていたバンヘイレンやガンズ・アンド・ローゼズの影響でロックギターをやりたかったからだとか。ジャズに興味を持ったのは中洲の「ジャズ喫茶ニューコンボ」で聞いた曲にあるそうで、高校卒業後には看護士の学校に通われていたのですが、19歳の時、職業としてジャズギタリストを志す決心をされました。その後独学で学ぶも24歳より田口悌治氏に師事され、音楽理論から学ばれました。音楽のルールが解るようになったことで、音楽の持つ深さや楽しさがさらに理解できるようになったとか。翌年渡米し、帰福後は九州内を中心にTV番組のBGM担当やライブ活動を精力的に行われています。ジャズのジャンルも幅広くスイングジャズからコンテンポラリージャズまでこなされます。2008、09年にはビッグバンドジャズの「t h e b i g b a n d j a z zorchestra」のメンバーとしてビルボードに出演されています。波多江さんのポリシーは「人の心を大切にし、音楽の楽しさを身近な子供たちにも伝えたい」ということです。言葉だけでは伝わらないことでも、音楽を通してなら理屈抜きで通じ合える時があるそうで、その瞬間がたまらなく魅力的だともおっしゃいます。だからこそ一回きりの高額なライブではなく、「また聴いてみたいという、次につながるライブを続けたいですね。」とおっしゃいます。また、波多江さんの肩書きにコンポーザー(作曲家)とあるように、曲
作りもされています。ライブでオリジナル曲も演奏されていますので、必聴の価値ありです。また、暇が許す限り、いわゆる楽器教室とは一線を画す、音楽理論から学べる講座も自宅で開かれています。波多江さんの地元に対する愛情は深いようで、先日も糸島市健康福祉センターふれあい内にある「ふーど工房しまうま」でライブをされ、小さなお子様とも触れ合われたようです。この糸島で新しく、真にジャズのみのコンサートを催したり、地元のイベントにも音楽を加味してゆき、素人の方でも音楽パフォーマンスができるような場をもっと創れたらと、今後の活動の場の在り方を熱く語ってくれました。
音楽講座
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