「千縁会」で熱く語りかける熊本さん
「千縁会」で熱く語りかける熊本さん

千縁会発起人 熊本 善彦

 

上下関係もしがらみもない、みんな平等の集まり。

 

糸島は産の宮の交差点にある「たこやき・お好み焼 プリンプリン」のご主人、熊本善彦さんにお声がけをいただいて『千縁会』なるものに参加してきました。千縁会とは、千のご縁をつくる会。二、三人で会を始めた当時の、参加費『千円会』が発展して『千縁会』になったそうです。どんな会かと言えば、毎月1回波多江の居酒屋に集まって“言いたか放題、多事争論”。政治・経済・スポーツ・遊び、興味のあることを何でもテーマにして、みんでわいわい色んな話をします。

もともとは、『千縁会』の発起人で世話人でもある熊本さんが、ご近所の元エリートサラリーマンが定年退職後にしょぼくれているのを見て、こんな人たちの為の居場所を作りたいと思ったのがきっかけで20042月にスタートし、今年でちょうど丸8年、実に95回の開催を数えるというから驚きです。お店にたこ焼きを買いに来るお客様やご近所の方などにも声をかけ、今では職業、年齢、性別を問わず実に様々な方が参加しています。

ある時お店にたこやきを買いに来た大学生がピースボートの経験者で、「世界を旅した時の話しを聞かせてほしい」と声をかけたのがきっかで、現在は九大生を中心に毎回数名の学生も参加しています。

私が参加したときには糸島市議会議員の方も来られており、直接お話をする貴重な機会になりました。このご縁がきっかけで、『千縁会』以外でもお付き合いをさせていただいています。また、過去には県会議員や国会議員の方が参加したこともあるそうです。

この『千縁会』はとにかくユニークで、上下関係一切のしがらみなし。社会人も学生も関係なし。みんな平等。肩の力を抜いて全員が言いたいことを自由に言い合って、食事代もきれいに割り勘です。以前のこと、その時に参加していた議員の方が、「今日は私がご馳走します」と言うのを、「賄賂をもらうわけにはいかない」とお断りした笑い話も聞かせていただきました。

人と人との繋がりが希薄な時代。特にサラリーマンだと仕事上のお付き合いだけになりがちです。会に参加してみて、「何のしがらみもなく楽しく過ごすことができて、こういう関係って本当にいいな!」と感じました。

熊本さんは、「年配者の居場所としての役割と、若い人達には色んな人と話しをすることで社会のことを考えるきっかけにしてほしい」とおっしゃっていました。

そうそう!川柳・落語・都々逸など、恒例になっている熊本さんの小話を聞くのも参加者全員の楽しみになっています。

 

『千縁会』のご案内

毎月中旬に開催しています。ご興味のある方は熊本さんをお訪ねしてみてください。

■開催/毎月中旬頃■会場/糸島市波多江周辺の居酒屋■話題/言いたか放題、多事騒論(何でもテーマに)■会費/1,000円(千縁会)参加時のみ■参加費/会費を含め割り勘精算■参加者/男女不問、酒を飲まずともOK(みんなの願い飲酒運転ダメ)■お問合わせ/たこやき・お好み焼のプリンプリン TEL092-323-2652